出力抑制案 と FIT確定時期

総合資源エネルギー調査会
 省エネルギー・新エネルギー分科会
  新エネルギー小委員会(第8回)


何度読んでもややこしい名前だこと。

また資料が発表されました。
最終決定に向けてだんだん煮詰まってきましたね。



出力抑制について
くどいようですが「案」です。決まったわけではありません。
前回の記事で出力抑制無制限か?なんて書いてしまいましたがどうやら違うようですね。

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電気が足りている場合は出力抑制して、電気を送れない/送ったとしても買い取らない制度を小規模にも適用させる方向でほぼ決まりそうです。

ただ10Kw未満の余剰売電は、自己消費したり近所でも消費されるから影響は少ないので、10Kw以上の発電所を抑制しても不十分な場合に抑制する方法を提案しています。住宅用の抑制は最終手段ってことですね。ただ将来普及が進めば住宅用でも影響は大きくなるかもですね。



その抑制方法の提案
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前に書いたとおり、遠隔で抑制できる通信装置を義務づけてはどうか?と提案してます。

今までは大規模な再エネ発電所に対してのみ抑制を義務づけてましたが、住宅を含め全ての発電所に対して通信装置/遠隔抑制装置を義務づけたいとしています。

当然コストがかかりますが、その費用を誰がどう負担するかは今後話し合われるみたいですね。たぶん我々がほとんどを負担することになるでしょうね。通信費くらいは電力会社が負担してくれるかな。



抑制幅の変更提案
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今までは500Kw以上の大規模な発電所のみ最悪30日までの抑制があり得ました。でも上にも書いたとおり、抑制を義務づけ、さらに時間単位で抑制させれば新たな容量が生まれると試算しています。

この方法を採用すれば北陸/中国/四国は新規受け入れの余地が生まれるわけか。

太陽光は360時間を提案しています。24時間で割ると15日分、抑制される可能性の高い春と秋の日照時間や快晴日がどのくらいの割合なのか、地域ごとによく調べる必要がありそうです。

現在は電話で抑制を依頼してるんですよね。
イヤだとごねる発電所がいたかも・・・自動ならそんな心配いらないもんね。



抑制のルール案 
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500Kw未満も義務づけたいとしています。もちろん住宅用も含みます。
上にも書いたけど住宅用(余剰売電)の抑制は最終手段にするみたい。


新しい抑制案の適応と時期
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1月中に実施したいみたいですね。
遠隔操作/自動抑制などは新制度では義務づけされる方向なんだけど、私のように稼働していなくても申し込んでいれば現行のルールのままで変わらないわけか。低圧の新規の人は1月の制度施行の前に申し込んでおけば、抑制義務はないってことみたいです。

ただこれはとりあえずということですね。
いずれは導入が義務づけられるんじゃないでしょうか。

というのもドイツの例を挙げています。
ドイツでは稼働している発電所にまで抑制装置を義務づけました。
ほとんど全ての発電所をコントロールすることで、極めて少ない抑制に成功しています。

まだはっきりしませんが、この抑制方法を参考にしたいようですね。
ドイツではラジオレシーバーでしたね。日本案はインターネットです。
ドイツの例を見れば義務づけた方がよい気がします。
私は50Kw未満低圧なので、現行案では必要なく、新制度にかわると新たな出費となるので嬉しくはありません。でも抑制義務が全てに義務づけられるなら、自動で抑制した方が楽ですし、見込んだ収益も極端に減ることはないと思うんです。

それに大事なのは、オール抑制することで新たな受け入れ枠が生まれれば新規の参入も確保出来るでしょう。
新たな枠を水力とかバイオマスに割り振ればバランスがよくなると思うんです。

「期待利益の逸失」だって、なんてカッイイフレーズなんだろう(>_<)。
稼働済み、認定済みの人にも一応配慮はされるのかな。

具体的な抑制方法はメーカーの開発期間とかもあるので、すぐには実施出来ないでしょうね。
それまで準備期間と思えばいいんじゃないでしょうか。

インターネットだと引き込み工事とか基本料に通信料が発生してしまいますね。
ついでに24時間監視とかも導入するなら新たな電灯契約とかも必要かな。


この抑制については1月中の施行を目指しているのでかなり煮詰まった案と言えるんじゃないでしょうか。

具体的な抑制システムも同時に施行するのかな。
もう少し議論が必要な気がします。




買い取り価格の決定日について

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現在はID取得する事で認定を受けた事になってますね。
ちなみに私は6/18に設備IDが下りました。この日がFIT決定日です。
それとも電力会社に申し込んだ日だっけ?


買い取り価格の決定日が早すぎたためいろいろな問題を発生してしまいました。
防止する為に買い取り価格の決定日を議論してきたんですが、
この決定日を 電力会社に負担金(接続工事費)の請求日/支払日とするか、それとも運転開始時(売電開始)にするか意見が分かれていました。

買い取り価格FITは建設コストなどを参考にして決めていました。建設コストは日々下がっているので、その時のコストに見合った買い取り価格に近づけるために運転開始時を決定日にしたかったようです。しかし運転開始時だと土地や資金の調達に支障があるので、電力会社から負担金の請求が出た日を接続契約とみなして、これを決定日にするみたいです。

最初のID取得時では早すぎる、でも運転開始日じゃ遅すぎる、間をとって接続契約時を決定日にするんですね。

さらに、接続契約日から1ヶ月以内に負担金を支払わないと解除されます。
たった一ヶ月ですよ、停滞案件撲滅の強い意志を感じますね。


ベストじゃないけど現実的だし、過去の流れを見ると意見は出尽くした感があるのでこれで決定でしょうね。


あとは前にも書きましたが、
運転開始前/運転開始後に設備の内容を変更した場合も載っています。
施行日予定もそれぞれ違います。
運転開始前の変更は2/1から変わることになりそうです。

変更はこれまでと違うので十分注意が必要ですね。厳しくなってますから。
仕方ない場合を除いて、メーカーとか品番が変わっただけでFITはリセットされそうです。

制度の変わり目って、設置業者も正確に把握してなかったりするから、自分で勉強しないとエライ事になるかもしれません。

トラブルを防止するためには自分で電力会社とIDをくれる所にそれぞれ確認した方がよいと思います。



あとは来年度の、買い取り価格の発表が気になりますねえ。

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