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気になる制度について その2

前回は極めて影響力の強い経団連の提言を読んでみましたが、今回は産業界の中でも特に電気を多く使う業界の意見書です。11/5の分科会で発表されたものです。

※今日新しい改善案が発表されました。



電力多消費産業の要望事項

鉱業/鉄鋼/金属加工とかそんな企業みたいですね。


1.原子力発電の早期再稼働 

 川内原発の審査書取りまとめに際しての知見、経験を最大限活用し、
  今後の効率的な審査に繋げていただきたい。

 新規制基準に基づき安全が確認された原発については、国が前面に立って立地自
  治体等関係者との調整を進め、速やかに再稼働を実施して頂きたい。



2.再生可能エネルギー固定価格買取制度の抜本的見直し

 (1)再生可能エネルギー固定価格買取制度の抜本的見直し
   現行のFIT は、政府審議会等でも指摘が出ている通り、既に制御不能の状態
   にあり、これを放置すれば今後数十年に亘り賦課金が加速度的に拡大す
   ることは必至である。
   早急に賦課金の上昇に歯止めをかけていただきたい。

 (2)電力多消費産業の賦課金負担の軽減について検討していただきたい。
   賦課金減免が、省エネ努力により電力使用量を低減してきた事業者や原材料費の
   比率が高い事業者が減免対象とされないのは不公平。

   減免措置は、エネルギーミックスや再エネの導入量とは切り離した検討が可能と
   考えられる。法改正等により早急に対応頂きたい。


  (3) 賦課金設定の見直し
   賦課金の設定に際しては、時間帯別の発電コストの違いを考慮した仕組みを
   導入し、電気料金の安い電力を使用している企業の経営努力や工夫が活かさ
   れる制度にして頂きたい。



一言で言うと、
「俺たちは今まで血のにじむような省エネ対策をやってきたんだ、なのになんで他人のFITを負担しなきゃならんのだ?」 「
努力してる者がバカを見る制度は止めてしまえ」 「急いでFITを負担しなくてよい制度に変えてくれ」 「頑張ってるところには補助金を出してくれ」そう言ってるみたいです。

FITが憎くくてしょうがない、そんな気持ちがにじみ出てますね。

ただ、一部の業界だけ電気代を下げたら、その分はまた別の消費者が負担することになりそう。
頭の痛い問題だなあ。CO2にも触れていて、コストと環境の両面で原発もやむなしってトコなんだろう。

この要望書は切に窮状を訴えた内容になってます。まるで直訴状みたいな書面で「全部電気のせいだ!」そんな感じですね。


日本を代表する企業連合なので、かなり影響力は強いと思います。
11/5の分科会は、国の政策全体で見れば小さな会合ですが、こういう団体は他の意見陳述の場にもしらみつぶしに出て猛然と圧力をかけてるんでしょう。

この電力多消費産業の要望書には、再エネのFITの価格とか時期とか、低圧/高圧の区分変更とかまでは触れてませんね。 九電の保留問題も。 自分たちの窮状を訴えることに終始している感じです。
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