20年後その後は?その4

性能向上や技術革新について

私が予定しているソーラーフロンティア社が扱うパネルの中で最高峰なのは、家庭用がSF170-S、産業用がSF165-Sという製品です。 2014/11/19現在
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産業用SF165-Sの一枚あたりの発電能力は165W。 
過去のモデルがどのくらいのサイクルで世に出たのか分かりませんが、僅かしか性能向上してないようです。年2~3%の向上じゃないですかね?半導体の世界のように、何割とか何倍なんて世界じゃないことは確かです。

仮に年2%程度で順調に性能が向上したとしましょうか。
一枚あたりの能力は
15年後には225W 20年後には250W 25年後には275Wあたりでしょうか。
年3.5W~5.5Wの向上になると思います。


パネルの大きさが同じサイズだったとして、低圧50Kwに必要な枚数は
 現在 165Wで303枚
 15年後 225Wで222枚
 20年後 250Wで200枚
 25年後 275Wで181枚

もしモジュールを入れ替えるなら、20年後には敷地のスペースが1/3ほど余るかもしれないですね。交換せずに今のパネルを使い続けるなら、こんな事考えなくても良いですけどね。

現実はこんなに性能が右肩上がりじゃないと思いますし、年々伸び率は小さくなってるかも。

もし将来高性能なパネルに交換するとしたら、問題になってくるのは地盤/基礎/架台の耐久性とフレキシブルな架台構成じゃないでしょうか? 今の1/3~1/2程度のスペースしか必要ないなら、今のうちに架台を島でグループ化して、将来、部分撤去を簡単にできるようにしておくのも一つの方法でしょう。これくらいなら難しくはないと思うんです。こういう提案の出来る業者には出会わなかったです。

あと、総発電能力が変わらないのにパネルの量が減ったら、電線の太さが問題になってくるはず。電気のことは疎いのでよく分かりませんが、埋設さや管とかのサイズも、電線の入れ替えを考慮した太さとグループ分けしておくべきかもしれないですね。地中埋設配管の割り振りや経路までフレキシブルに考えておけば、将来余計な工事を避けることが出来ると思うんです。


私の場合、将来リニューアルもあり得るということで、基礎と架台は別に考えることにしました。


基礎は鉄筋コンクリートを選びました。耐久性は問題ないでしょう。ただ頑丈な分、撤去は大変です。それでも安心と耐久性を優先しました。

地盤にも不安がありました。近所の人に聞いたところ、綾町は地下水位が浅いらしいのです。大きな川が2つもあるためかもしれません。川があり地下水位が高いということは、砂質層なのかもしれません。近くの工事現場を見かけたのですが、30cmくらいの丸い石がごろごろしてました。大昔は川だった可能性があります。

隣の農家の人に聞いたところ、4~5m下から地下水を汲み上げてるとの事です。そんなに浅いとは思わず話しかけて良かったと思った次第です。もし液状化が起きたら設備を全て移して整地からやり直さなくてはならないかもしれません。この前の大震災で、千葉県のどこかで町全体が液状化したニュースを思い出しました。
鉄筋コンクリートの基礎だからといって有効ではないとは思いますが・・・いびつな沈下はいくらか防げるかもしれません。沈下したら電線の断絶も起こりえますし。

また鉄筋コンクリートの連続した基礎だと、部分撤去が大変なので、いくつかに分割します。

あまり過敏になるのもなんですが、災害については保険と造りの両方で可能な範囲で備えておきたいと考えてます。



架台は本当に迷いました。
あちこち走り回って見学したんですが、鋼製、アルミ製、木製いろいろあって返って悩んでしまいました。中には樹脂製というのもあるらしいですね。

SF社のパネルは1枚20㎏ ㎡あたりだと16㎏でパナのHITシリーズと比べて1.5倍も重いです。この程度なら自重に対してはどんな材質の架台でも大丈夫でしょうが、地震などの横揺れは考慮した方がよさそうです。ソーラーフロンティアの架台を見て回りましたが、肉厚の鉄骨が多かったです。重いせいかもしれないですね。

一番トータルで優れているのは木製だと思ってます。
信じないかもしれませんが、木製と鋼製ではある面では強度はそう変わらないのだそうです。
ただ木製は手入れは大変です。腐朽や紫外線による対策として主に塗装の頻度が多くなります。ステイン系なら安いし見栄えを気にしなければ私のような素人でもベタベタ塗れると思います。日曜大工で経験ありますし。直射日光の当たるところだけなら簡単じゃないかな。

鋼製は手入れの頻度は少なく済みますが、やろうとすると結構厄介です。表面がメッキ処理されてるから塗料が乗りにくいんですよね。どこが錆びるか分からないから全体を塗ったほうがいいでしょうね。セラミック系とか強い塗料もあるけど、すんごい高価という話です。こういうのは素人では塗るのが難しいんですよねぇ。
定期的にマシン油とか安いエンジンオイルを含ませたウエスで表面を拭き上げたほうが楽かな。

アルミは強度的に心配、肉厚かつ大径のものはたぶん高価でしょう。
この前みたいなスーパー台風が来る度に不安になるのはごめんなんですよね・・・
その点見かけたごっつい鉄骨架台の安心感は捨てがたい物がありましたね。

コストで見ると木製はなんといっても安いです。
鉄はご存じの通りどんどん価格上昇してます。


20年の間に架台の一部分が損傷した場合のメンテナンス性はどうかなあ。
鉄骨などはJIS規格品なら何とかなると思うんですが、メーカーや業者の独自規格だった場合、その時に在庫があるかどうか・・・その点木製なら加工は自在なので日曜大工の範囲でやれるかもしれません。パネルを外さず架台を修理するなんて芸当はさすがにムリかな。


樹脂製はちょっと不安だけど、20年くらいならどれでも良いと思うんです。
しかし25年とか30年以上とか考えたら、よくよく考える必要があると思うんです。
太陽光をどの程度長くやるかで架台を決めたつもりです。
どんな架台かは追々ということで(・⊝・)

ただメーカーの再編が起きたらどう変わるか?モジュールのサイズ、取り付け方法は?
修理部品がナア・・・こればっかりは・・・・


長く太陽光を継続するなら、一つの選択枝として機器設備を全て入れ替えることも検討するとになると思います。その時は出来るだけコストを抑えたいと思うはず。でも買い取り制度が間違いなく不利になってるでしょう。それどころか終了してるかも。
リニューアルコストを抑えるために、出来ることなら基礎/架台は流用したいと思うはずです。撤去処分代がかからないだけでも負担は少ないですよね。捨てる物に金払うってバカバカしいんですよね。

あと、工事が終わったら配線経路や配線図など、しっかり記録した図面を業者に作ってもらった方がいいですね。工事の途中で予定と違う方法をとらざるを得ないこともあり得るから、竣工図まで要求すべきだと思います。将来また同じ業者に頼むとは限らないし、20年も図面を保管しないでしょう。私の場合、業者が丸投げなので特に心配。

あと工事写真を自分で撮っておこう。任せると都合の悪いところ撮らないかもしれないし。リニューアルするとき大型車両が配線の上を通ってえらいことにならないようにしないとね。




20年後~30年後のコストってどうなってるでしょうね。
パネルそのものKwあたりの単価は下がったとしても、工事費全体でみたら、そう変わらないか上昇してる可能性が高いかな。

以前、コストと発電能力のバランス で野立ての工事費の大まかな割合を書きましたが
こんな見積もりでした。

 パネル代 6割
 パワコン/配線代 2割
 工事代 2割

パネル代は下がっても、人件費や、原材料費はさすがに上昇してるんじゃないかな。
もしかしたら、1.5倍とか2倍とかになってるかも。
だいたい消費税は20~25%でないと社会保障を維持できないらしいですからね。

割合は 6:2:2 が 4:3:3 くらいになるかも。

性能が上がればパネルは減らせるから、パネル代の割合が減るのは当然か。



性能が上がる事でパネル価格が上昇していたとしても、架台と基礎が流用出来れば、リニューアル費はぐっと抑えられるから、諸々の条件次第では機器の総入れ替えも選択肢に入ってくるんじゃないでしょうか?


15年後あたりで真剣に悩みそうだなあ。パネルの発電量は5年くらいのモデルチェンジでは、性能は誤差の範囲じゃないかと考えてます。環境による影響のほうが遙かに大きいんじゃないかな。早めに交換も・・・まあ焦らず25年くらいモジュールに頑張ってもらい、その時に考えればいいか。

メーカーや業者は必死だろうから、早め早めに買い換えプランを出してくるかもしれませんね。
15年後あたりで、20年後以降の制度が判明してくれると計画建てやすいんだけどなあ。


ここまで考えておいて・・・太陽光そのものが時代遅れなエネルギー源になってたりして・・・
スマートグリッドが効果を上げて、エネルギー消費が現在より減ったら、ますます太陽光はワリの合わない電源なんて事には・・・さすがにそこまでないですよね・・・たぶん。

制度と合わせてよく見極めないとですね。
あと気になるのは、新しい発電方式か。
家庭用燃料電池とか・・・水素らしいけど家庭用として広まるんですかね。
蓄電池とか優遇政策はそっちのほうにいくかもしれないなあ。

FITが終了した後も、蓄電池が安くなってれば夜使う電気をためて24時間タダになれば、太陽光も生き残れるかも。




私は300坪の土地で、現段階でパネルとそれに係わる付帯設備で敷地のほとんどを占めてしまいます。

当初の考えとして、
もし20年後以降、FITが完全終了した場合、太陽光を半分または1/3削って、余った部分と併せて宅地として売ることも考えていました。「光熱費0の土地」なんてね。田舎だから付加価値がないと売れないんですよ。それにこうすることで全量自己消費にも備えられると思うんです。FITが終了して電気は作れても使う家がなかったらお荷物になってしまいます。

この考えの延長で、ちょっと特殊な方法でやることにしたんですが、これがちょっとした混乱を招いてしまいました。
 これ → 確認のため九電へ

 
出来れば売りたくないんですけど、将来の懐具合は分かりませんからね。

もし余剰売電なり全量買い取りなりが僅かながらでも続いていたら、制度とリニューアル費次第ですが、上で書いたように長く太陽光を続けることも考えてます。
太陽光が時代遅れになったとしても、20年で止めるのはもったいないと思うんです。
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コメント

No title
木製の架台があるのは知りませんでした。@@;

防腐加工が必須だとおもいます。
ラティスなどほたっている家はすごい劣化ぶりですもんね。

あと、配線の太さはA(アンペア)で決まるので腐食以外ではやりかえは必要ないかもしれません。
線路抵抗で低下を懸念される場合は最初に一回り大きなものを選択するのも手ですね
No title
うまかもんさん
WでなくAで決まるんですか。お詳しそうですね。今どうしようか悩んでるところです。電線は将来交換で行くかもしれません。コストがですね・・・。予算の範囲でやりたいんですが、やっぱり連係費用はどこも予想よりそーとー高額になってると業者が言ってきました。あと2017まで50Kw未満は新規も受け付けるみたいですね。FITの絡みは分からないのですが別の業者に当たる時間があれば業者も再検討するところから始めるかもしれません。
No title
えっと配線の太さですが
W=V×A×力率
VA=V×Aで計算されます。

W≒Aと考えればいいですのでWで考えるのは間違いではないです。
(力率はより効率を高めるためコンデンサなどをいれて向上させます。)

外部の場合はあまり経験ないですが改修する箱物の場合、配線を一からやりかえることはほぼありません。

なので費用は電線の費用よりも
人件費が主になるかとおもいます。


また、仮に入れ替えを前提に考えられているのならPF管をいれてもらうことを電気屋さんに言っておいたいいです。

後々の費用がぜんぜん違いますから
No title
すいません。

W≒VAです。
No title
うまかもんさん
難しそうですね。そういえば電気屋さんがよくVA線と呼んでますが、そこから来てるのかな。太さについては業者によく聞いてみます。あれはPF管というのですね。入れ替えにもメンテにも必要そうですね。初めにやっておくとやっぱり後が楽ですかね。この前の台風である発電所がパイプ架台ごとひっくり返ったそうです。入れ替えとかメンテどころじゃないですね。そんな事を考えるとまだ決められないでいます。それに連係費用がどえらい高額かもしれないと業者が言ってきたのです。コスト的にも将来の事を考える余裕どころか、大幅に縮小するかもしれません。やめるかも・・・

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