やはり絶望的?九州電力の説明会

   10/2加筆修正しました。

今日九電の説明会に行ってきました。  
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14:00からでしたが混雑を避けたくて12:20には到着しました。
12時半にはかなりの人が来ていました。
少し早い13:00前に開場され、第一ホールはすぐに満席。
第四ホールまで開放されましたが入りきれず、立ち見になってました。

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第一ホールは200人


旅行カバンも見かけたので空港から直接来たんでしょうね。
スーツ姿、作業着姿の人が多かったです。太陽光設置業者でしょう。
私のような個人は少ないようでした。

開始前から何とも言えない雰囲気でした。
宮崎ですから、どこか和やかなムードはありましたけどね。

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これに記入すれば誰でも入れます。


説明内容の予想はしてました。やはりめぼしい情報はありません。
少なくとも希望の持てる話は0です。
中断が発表されてから、まだ1週間ですからね。
「これから検討する」これしか言えないのは当たり前でしょう。


前半は、HP上のPDFを読み上げるだけ。

とにかく、「予想を上回る申し込み」。これ一点を主張するばかりです。



後半は質疑応答。
答えたのは九電の宮崎支社の人で、本社から来たわけではないようです。

県外企業の質問が多かったですね。
この人たちは高圧の質問ばかりでした。いわゆるメガソーラー組ですが、なんとか潜り込もうと必死でした。
中には去年の12月に申請して保留になった事業体もあるようです。

あと思いのほか多かったのがハウスメーカー。
全量売電で住宅を建てる人って多いんですね。意外でした。
太陽光を前提に建築中の住宅が多くあるとかで頭を抱えているようです。

全量売電出来ないのなら、余剰売電に変更するとどうなるのか?
保留が解けたら余剰売電から全量売電もどせるのか?など複雑そうです。
変更したら保留になっちゃうんだって。


あと軽微変更でも保留になってしまうみたいなこと言ってましたよ。
これは要注意ですね。


野立てと思われる人でしょうが、工事が完成/着手している人もいて、土地取得や資材等の損害はどうなるのか?と言う質問もありました。これすごく気になりますよね。

この質問には、にこやかに、そしてキッパリと 「当社に責任はない」
ほんとーにさらりと受け流されてしまいました。待ってましたとばかりに・・・

九電もそのあたりは手を打ってるでしょう。


不満を爆発させる人もいました。
特に数ヶ月とは一体いつなのか?この事を問い詰める人が多かったです。
たしかに言葉をうまく利用してるフシはあるので無理ないと思います。


とにかく手慣れた説明会でした。
いろんなところで住民説明会などやってるだけにお手の物ですわ。
質問の予想はしっかりたてて、返答も決めてたんでしょう。

わめいている人にはお構いなく「次の質問の方」と淡々と進行する感じです。
最後は「予定時間を過ぎておりますので・・・」で終わりです。



質問の内容を聞いた感じでは、メガソーラーがかなり多そうです。
そういう企業は普段から九電に対してかなりのプレッシャーをかけているようでした。
毎週催促してると言ってましたから。

ハウスメーカーの人は住宅載せの全量売電は認めて欲しいと繰り返し訴えてました。
~30Kw~50kwとかメガソーラーと同じにしないで欲しいと。

もしかすると、私のような50Kw低圧個人のほうが切られるんじゃないか?などと危機感を抱きました。
個人の小規模低圧は分が悪そうです。


低圧についての問い合わせは窓口でやってくれるそうなので、実際足を運んで要望した方がよさそうです。
あとメールでも要望した方がいいですね。粘り強く早く行動した方がよさそうです。
ダメ元でも行動しけりゃね。


まあでも結局、受け入れ容量にどれだけの余裕があるか?なんですけどね。
これだけ申し込みが多いと優先順位で大きなトラブルになりそうです。



これからどれだけの容量が確保できるか? なんですが、
他地域に融通出来るよう検討するようです。しかし宮崎は四国中国とは離れてますからね。
あと太陽光の電力で揚水発電所のくみ上げを昼間にやることを検討しているそうです。
しかし汲み上げで使う電力ってどれほどのものなのか・・・

揚水発電所については前回書いたとおりですし。 これからは揚水発電所近辺?4カ所しかないんですよね。


太陽光やる人っていろんな人がいるんだな~などと思いましたね。

あと、手続きのことなどを聞いている人がいたんですよね。
初歩的なことのはずですが、我々のようにネットで情報交換している者ほうがずっと詳しいんじゃないか?と思いました。



現在申請していても保留の状態ですが、全てを受け入れる気はさらさらないようです。
またやりたい側も、全てはムリだろうという空気が流れています。
こうなってくるとスゴんだほうが有利なんじゃないか?なんて事を考えてしまいました。


九電は容量を確保すべく検討するとのことでしたが、懸命さは感じませんでした。
困っている人を救済しようなんてさらさら思ってなさそうです。

仮にいくらかでも容量を確保出来た場合でも、相当ハードルが高くなる気がします。
発表された資料にもあるんですが、出力抑制の出来る装置をつけるとか、遠隔操作で昼間の発電を送れなくする方法をとった所に優先されるのかもしれません。九電の出力抑制に応じる事を書面で約束しなくてはならないんじゃないかな。

こうなると高額な設備費を出せない小規模は絶望的ですね。

そもそも太陽光に回す分が残っているのでしょうか・・・
風力とか地熱、バイオはこれからのはず。

太陽光にまわして奪い合いで混乱するくらいなら、いっそのことそのまま「全部拒否」だってあり得ますよね。

太陽光関連メーカーはどう見てるんでしょうね。
業者に聞いたところ電力業界はすでに根回ししているとのことですが・・・撤退を検討するところがあるかもしれないですね。 市場が縮小すれば、すでに売電している人もメンテ体制とか補修用部品とか確保出来ない可能性もあります。補修用パネルそのものが手に入らなくなるかも。

一年後あたり、設備価格が急激に下がればメーカーも自然と・・・



九電はこれから検討と言いながらも情報を小出しにして、聞いている側に少しずつ状況を分からせようとしてるんじゃないか?などと少々うがった気持ちになりました。


言葉を選び丁寧なんだけど、決して謝罪するわけではなく、遠回しに現実の厳しさ突きつけている、といった所でしょうか。はっきり言って冷淡でしたね。 ここが手慣れてるなと思った所です。

原因は別の所にあるんだから仕方ない~そういうスタンスですね。
九電は、いや~我々も被害者で困ってるんですよ~、とでも言いたげでした。
うまいよなあ。
対決姿勢じゃなく同調姿勢に見せかける。 これ交渉戦術の一つですよね。

この日の説明会は保留になった理由を述べる程度で、質問の時間が多く割かれるなんて予想してませんでした。 皆さんいろいろ疑問や特に要望があったと思うんです。 質問をどうぞと言われても考えをまとめてないもんだから、戸惑ったりうまく質問できない人がいました。 このあたりちょっと作為的ですよね。勘ぐりすぎですかね。

いや不意を突く手法は交渉術の基本か。

保留とは言うものの、はっきりもうダメとは言わず、数字データを見せる事で実は希望がない無い事を遠回し理解させる。
この時点で会場全体が、うちには回ってこないかも?と思わせる術中にはめられてるんです。その事を問う人はいませんでした。全量確保するため頑張るとは一言も出ません(笑)

個人個人、このケースは認めて欲しいに持って行くわけです。
我々が一枚岩でないことをよく分かってるんですね。
相当交渉術のトレーニングを積んでると感じました。


まあ予想はしてました。

それでも希望を持てればなーと思い参加したんですが、正直気が重くなりましたね。

まだ日の浅い制度なので、我々は横のつながりがありません。
対抗手段がないんですね。団体交渉とか出来たら譲れることは譲るとかして交渉したいですが・・・
九電相手に個人では交渉なんてとてもムリでしょう。
まさに天命を待つしかないんです。


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帰り際に記者さんに説明会で感じたことは?と聞かれたので、「不公平にならないようにして欲しい」と伝えました。ムリでしょうけど。



説明会当日に発表された九電プレスリリース
今冬の電力の供給力及び需要の見通しに関する報告について
(原子力発電所の再稼働がない場合)

 当社は、電気事業法第106条第3項の規定に基づく「2014年度冬季の電力の供給力及び需要の見通しについて(報告徴収)」の指示により、本日、経済産業大臣に別紙(原子力の再起動がないとした場合の需給バランス)のとおり報告しました。
 今冬につきましては、原子力発電所の再稼働がない場合には、電力需給は厳しくなることが予想されます。
 このため、今冬の電力の安定供給確保に向けて、引き続き、供給力及び需要対策について検討してまいります。

 また、当社としては、電力の安定供給を維持するためにも、原子力の再稼働に向けて、原子力規制委員会による適合性審査に対して、真摯かつ精力的に対応するとともに、安全性・信頼性の向上、お客さまや地域の皆さまへのご説明など、事業者として出来ることを最大限おこなってまいります。

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コメント

No title
宮崎の様子、夜の報道ステーションで観ました。なによりも、古舘さんたちのコメントがソーラー事業者を全面的に支援していたことが、とても心強かったですね。
九電バッシングはこれから加熱するようですね。きょうの新聞には、再エネ事業の九電側の窮状を書く反面、九電は千葉県に火力発電所を建設して、原発が稼働出来ない東電の隙をついて安い電気を売ろうとしている、と伝えていました。
古舘さんに、もっと九電をいじめて欲しいです。
No title
九電の説明会いかれたんですね。お疲れ様でした。そして、情報ありがとうございます。私も行く予定でしたが急な仕事でいけませんでした。
それにしても九電の当方に責任はないは頭にきますね。私からみるに需給MAPの更新の遅さと九電担当者の「低圧なら大丈夫」の言質は十分に裁判になっても戦える材料だと思うんだけど・・・。直接の被害はまだないから裁判まではしませんが下手すると集団訴訟になるとおもうんだけどな
No title
おはようございます、ふいといいます。初めてコメントさせていただきます。
昨日の説明会出席ご苦労様でした。
当方、熊本県の北部で低圧3基で申請してますが、近所の高圧案件の遅れで煽りを食らってしまい保留になりました。
昨日、県内のローカルニュースでも取り上げられていましたが、
県外、特に東京資本の会社のメガでの九州進出が多いですね、九州は事業者も九電も被害者です(九電の回し者ではありませんよ)
このような事業者には本社を置く地域の電力に売電するといいのです(九州から東電とかに)
太陽光男さんの地域の宮崎県は一番の被害者のような気がします。
今後この対応がどこに落ち着くかまだ判りませんが最後まで頑張りましょう。
9月30日の九電の社長の発言には腹が立ちます。
この中断に関してですが「安定供給のための苦汁の決断。(事業者に申し訳ないということではない」…この発言です、3月末での太陽光発電の受付が1000kwを超えていたなら少しでも早く保留や中断を出すべきでしたよ、発表を半年も遅らせて多くの事業推進者を混乱に落としいれました。
No title
すし太郎さん
宮崎はニュースステーションが見られないんですよ、見たいんですけどねえ。
金持ってますね~九電は。震災前まで電力会社は超優良企業でしたからえ。嫌みの一つも言いたくなりますよ。多分ですね九電上層部は批判されても何とも思わない人だと思うんです。玄海原発の住民説明会のやらせ問題など、その用意周到さに開いた口がふさがらなかったです。
No title
うまかもんさん
九電は罪悪感はないようでした。わたしも自分自身で問い合わせて確認したんですよね。口約束であっても契約は契約ですが、九電ではそうじゃない。この事態を招いた原因は我々ではない。そういいたいんじゃないかな? 九電に申請すると言うことはかなり具体的に行動しているはずですから、何らかの損害は多かれ少なかれあると思うんです。でも配慮はされないですね。
我々が一枚岩でないことをよくわかってますね。
No title
ふいさん
よく言ってくださいました、そうなのです。宮崎はメガソーラーが異常に多いんです。はっきり言ってこれが原因だと思うんです。このあたりは県も高みの見物じゃなくて何か対策を打つべきでした。
企業が新規出店とか新分野に事業を拡大する場合、周辺の市場調査を念入りにやるはずです。ですがメガをやろうとする人たちは土地の安さしか見てないんじゃないでしょうか。児湯地区など半日も走り回れば至る所に多くのパネルが並んでるの見かけます。山の斜面を切り開いたりしてるから遠くからでもよく見えるんですよね。電気の専門家などが社内にいればもっと真剣に調査したんじゃないでしょうか。専門家がいないだけに何もかも代行させたんじゃないですかね?地元としてはこんな人たちは早々に取り下げてもらいたいです。でないと買い取りが終了する頃、廃墟化して社会問題になるんじゃないかなあ。予想できることにはきちんと備えて欲しいものです。

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